藤岡一樹が“S解禁”でベスト32入りを果たした。3日目8Rは絶好1枠から1コーナーを先制。高橋貢の追い上げこそ許したものの、2着で勝負駆けを成功させた。本来はS速攻を得意とするが、今年は精度に誤差が生じてフライングを頻発。控えざるを得ない状況だったが「1枠なので行くしかない。葛藤したけど、ちょっと早く出た。ドキドキした」と“リミッター”を解除。見事、己との闘いに勝った。
「もう一丁乗りやすくなれば貢さんに付いて行けたかもしれないのでリングだけ交換する」と湿走路でマシンは動いている。毎年目標にしているスーパースターの舞台に戻るためにもSG優出は必須。3日目に続いて枠はいい。「自分のSを決めたい」と意気込んだ。