【ローズS】タガノパッション情熱駆け、ラスト1F12秒2 世代屈指の末脚発揮だ
2021年09月16日 05:30
競馬
春はタフなローテーションで頑張った。3月にデビュー、わずか2カ月後にオークスの舞台に立った。その間、東京への長距離輸送が2回。その中でもきっちりと走り抜いた。ひと息入れてリフレッシュ。担当の金山助手はひと夏を越しての成長を感じ取る。
「馬が大きくなって帰ってきました。背が高くなりましたし、少し幅が出ましたね。体重は少し増えて出せそう。カイ食いも悪くないですね。走ることに凄く真面目なんです」
初戦が既走馬を相手に3着だった。敗れはしたが、上がり3F33秒0の非凡な末脚を発揮。「しまいは切れる脚があるなと思っていました」と素質を見いだしていた。4走して3走で上がり最速。世代屈指の末脚は、中京の長い直線でこそ生きる。情熱の真っ赤な薔薇(ばら)を胸に咲かせよう。一気の突き抜けで、堂々と本番へ向かう。