【菊花賞】ステラヴェローチェ ソダシの分まで闘う!吉田隼×須貝師ラスト1冠譲れない
2021年10月21日 05:30
競馬
「先週ビシッとやっているので、目いっぱいやらなくてもいい。上がりは(ヴェローチェオロと)2頭ともスッと息が入っていましたね。前走はプラス18キロ、太くは見えなかった。背も高くなったし、馬に幅も出てきました」
神戸新聞杯の前も2週連続ビシッと追われ、久々でも態勢は完全に出来上がっていた。この中間は1週前追い切りが圧巻。CWコースの併せ馬はリードホースの3馬身後ろから追走。直線半ばで僚馬に並びかけると一気にかわす。グインと伸びて6馬身先着した。皐月賞、ダービーはともに3着。神戸新聞杯を制して進む菊への道。主戦の吉田隼も成長を感じ取っている。
「体つきは春よりひと回り大きくなってパワーアップしています。未知の距離だし、折り合いを付けることが大事。スローのダービーでも折り合いながらいけた。今回は3000メートルになるので、息を入れながら運びたいですね」
鞍上は過去、菊花賞に4回騎乗している。09年フォゲッタブルは鼻差2着。14年はゴールドアクターで3着に食い込んだ。「何度かチャンスをいただいたんですけど、悔しい思いもしました。十分にチャンスのある馬、気を引き締めて頑張りたいです」。先週の秋華賞は1番人気のソダシに騎乗して10着。今週も同じ須貝厩舎の期待を背に、譲れぬラスト1冠を獲りにいく。