南関で“逃走中”続きそう

2021年10月22日 05:30

競馬

 【地方からの風】今回は取材の裏話を。読者の皆さんは「逃走中」という地上波で放送されている番組をご存じだろうか。簡単に言えば限られたエリアの中で芸能人がハンターからゲーム時間最後まで逃げ切れば高額賞金をゲットできる、というもの。
 それと同じようなことが南関東のA調教師とスポーツ紙記者の間で起きている。我々の仕事の一つに重賞を使う馬の調教師のコメントを記事にするというのがある。JRAならトレセンで聞くのだが、南関東の場合は開催競馬場のレースの合間に取材している。A師はコメントを拒否するというわけではなく、こちらが確保できればしっかり話してくれる人。だが、なかなか姿を現してくれない。

 南から川崎、大井、船橋、浦和。いずれの場でも記者側は取材エリアが制限されているので、現れそうな時間と場所を中心に待ち構える。先週の舞台は川崎。4場の中でも一番エリアが広いところだ。想定した時間にハンターとなる記者側がA師を発見。追跡を開始するが数分後、壁の裏側に消えたところで見失ってしまった。各社の記者が手分けしてキーポイントの場所を張り込むがなかなか現れない。「帰ったのかなあ」。そんな声も漏れる。原稿の締め切り時間が記者側のタイムリミット。それから30分。私は捕まえられなかったが、駐車場付近に張り込んでいたチームから確保の知らせが。よかった、間に合った。そうして先週は読者の皆さんにコメントが載せられました。まだまだ続きそうな“逃走中”。さて次の舞台は…記者陣頑張ります!! 

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