【天皇賞・秋】(9)グランアレグリア 馬なりで軽々好時計

2021年10月30日 05:30

競馬

【天皇賞・秋】(9)グランアレグリア 馬なりで軽々好時計
グランアレグリア(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 あふれる闘志は、もはや隠し切れない。G1・6勝目を狙う女傑グランアレグリアは金曜朝、坂路2本の調整。2本目の計時は4F55秒3。並の馬なら追い切りに匹敵する時計を、馬なりのまま軽々と叩き出した。色めき立つ報道陣をよそに、藤沢和師は涼しい顔。「何もしなくても、これくらい走る馬。明日(土曜)は(東京競馬場への)輸送で何もしないから、ちょうどいいんじゃないか。無理使いして来なかったから、この年齢でも走る気を失っていない」。余裕の笑みを浮かべて愛馬を迎えた。
 来年2月に70歳定年を迎える師にとって、最後の天皇賞挑戦。悔いのない仕上げを施した。「東京は走り慣れたコースで馬も楽だと思う。あとは馬とジョッキー(ルメール)が小細工なしで枠に合った乗り方をするだろう」。人馬への揺るぎない信頼を胸に、決戦の地へと送り出す。

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