【みやこS】ヴェンジェンス“ミスター阪神”襲名だ!活気十分の8歳
2021年11月05日 05:30
競馬
幸は「しまいの反応も良かったし、いい感じでしたね。(休み明け3戦目で)今回が一番いいかな」とジャッジ。見届けた大根田師も「前走後は気分転換するために放牧に出したが、ここまで予定通りの調教ができている」と目を細めた。
全8勝中6勝を阪神でマーク。これは84年以降、当地で最多タイ(計10頭)の勝利数だ。現役では先週のスワンSで当地6勝目を挙げたダノンファンタジーと2頭のみ。指揮官は「3~4コーナーの部分が直線のようになっていて走りやすいのかも」と分析する。幸は「結果が違いますからね。馬が好きなのかな」とパートナーを信頼した。
18年9月の大阪スポーツ杯以降、阪神では4連勝中。前回、当地で出走した昨年の三宮Sは58キロのトップハンデを背負ってクリンチャー(2着)、オーヴェルニュ(7着)など今回人気必至のライバルを負かした。金沢に遠征した前走の白山大賞典は5着に敗れたが、幸は「消極的な競馬をしてしまった」と力負けではないと強調する。
3歳時を丸1年休養し、昨年の三宮S後も脚部不安で1年以上の長期休養を余儀なくされた。大根田師は「(計)3年ぐらいは休んでいるし、体自体はまだ若いからね」。主戦は「スムーズに運べる外枠の方がいい。枠次第では積極的な乗り方もありかなと思う」と得意舞台で反撃に燃える。2年前のみやこSは京都開催でV。大好きな阪神で7勝目を挙げ、“ミスター阪神”を襲名する。