【エ女王杯】テルツェット G1初制覇へ、近親ラヴズオンリーユーに続く!
2021年11月08日 05:30
競馬
後方追走で結果を出せずに終わった今春のG1ヴィクトリアマイル(14着)から見事な反攻劇。和田正師は「ヴィクトリアマイルの時は、馬がいい精神状態ではなかった。函館はパドックからコースまで地下馬道がないのも良かったのでしょう。馬場入りした後も落ち着いていた。ジョッキー(ルメール)もうまく乗ってくれたし、コーナー4回の競馬で結果を出せたのも良かった」と収穫いっぱいの重賞2勝目だった。
これまでの成績から再びマイル路線を歩むと思いきや、さらに2F延ばして2200メートルの女王杯に勇躍挑む。指揮官は「前走を見ても折り合い面は心配ないと思うので、2200メートルはこなしてくれると信じて挑みます。血統的にもラヴズオンリーユーの近親なので」と意欲を見せる。師の言葉通り、テルツェットの祖母ラヴズオンリーミーは、7日のBCフィリー&メアターフ(米デルマー芝2200メートル)を制したラヴズオンリーユーの母でもある。舞台は違えど、同じ2200メートル戦。世界最高峰のブリーダーズCを制した血の勢いが最大の武器になる。同師は「当日、テンションが上がらず挑めれば。期待しています」と国内女王の座を見据えていた。