【AR共和国杯】オーソリティ 豪快差し連覇、ルメールも驚き「強いね~」
2021年11月08日 05:30
競馬
3番手で運ぶ姿は昨年と全く同じ。スローペースになると読んだルメールが好位にこだわった。1、2番手のボスジラ、アンティシペイトのスタミナが尽きる中、まだまだ余力があった直線。上がり3F33秒9の脚で力強く駆け抜けた。後続との差は2馬身半。ルメールは「馬の後ろでだんだんとリラックスしてくれた。直線は凄くいい反応だった。オーソリティは心身ともに充実していたね」と笑顔を振りまいた。
5月2日以来の実戦も昨年と同じ(今年は天皇賞・春10着、昨年は青葉賞1着)。2年連続の骨折休養明けだったが、しっかりと仕上げて復帰戦を手にした。「昨年と同じような状態に持って来られた。今日はプラス12キロだったけど、自分は骨格が大きくなっているような気がした」と木村師。馬体は1年前よりパワーアップしている。
次戦で昨年14着に敗れた有馬記念を選ぶかは未定。師は「左回りで結果が出ているのでね。G1になるとは思うけど、具体的にはこれからオーナーサイドと相談します」と説明。叩き2戦目の“本番”は、昨年通りとなるつもりはない。
◆オーソリティ 父オルフェーヴル 母ロザリンド(母の父シンボリクリスエス)牡4歳 17年2月12日生まれ 美浦・木村厩舎所属 馬主・シルクレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績10戦5勝(重賞3勝目) 総獲得賞金2億3201万2000円 馬名の由来は権威、威信。
【AR共和国杯アラカルト】
☆騎手&調教師 ルメールはJRA重賞今年14勝目で通算121勝目。木村師は今年3勝目で通算15勝目。
☆連覇 76&77年アイフル、82&83年ミナガワマンナに続き3頭目。
☆種牡馬 オルフェーヴル産駒はJRA重賞今年6勝目で通算21勝目。