これぞ永井大介だ。2日目12Rは7枠からギューンとカマして2番手奪取。5周回3コーナーで先頭の黒川をかわして1着でゴールした。初戦は2枠からよもやのスタート失敗で8着大敗。「クラッチの部品を換えて、出だしが鋭く切れるようになった」と巻き返してみせた。永井のスーパースターが開幕した。マシンは道中、すぐ後方の青山にさばかれることなく「直線の推進力が増した。乗り味は初日の方がいいけど、やっぱ進まないとね」と会心の笑み。ただ、昨年は3日目1着の後、4日目8着に沈んで王座決定戦の連続進出が「12」でストップ。それだけに「まだまだっすよ。完璧に準備しないと」と気を引き締めた。勝負の厳しさを誰よりも知る川口のエースが臨戦モードだ。