【大井・東京大賞典】オメガパフューム 史上初の4連覇!鞍上ミルコは感慨深げ「あと10年乗りたかった」

2021年12月29日 16:30

競馬

【大井・東京大賞典】オメガパフューム 史上初の4連覇!鞍上ミルコは感慨深げ「あと10年乗りたかった」
<東京大賞典>レースを制し4連覇を達成したオメガパフューム。鞍上のMデムーロはガッツポーズ。左端は弟のCデムーロ、左から2人目は管理する安田翔師(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 2021年ラストG1となる年末恒例のダート頂上決戦「第67回東京大賞典」が29日、東京・大井競馬場で行われ、中央から参戦の圧倒的1番人気オメガパフューム(牡6=安田翔)がダート競馬史上初の同一G1・4連覇を達成。鞍上ミルコ・デムーロ騎手(42)も同じく史上初の4年連続Vを果たし「皆さんよいお年を」と笑顔で一年を締めくくった。
 勝ったオメガパフュームは、父スウェプトオーヴァーボード、母オメガフレグランス(母の父ゴールドアリュール)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は原禮子氏。通算成績は23戦10勝。重賞通算7勝目でG1は19年帝王賞、東京大賞典(18年、19年、20年、21年)4連覇で通算5勝目。

 前走・JBCクラシック(G1、金沢・ダート2100メートル)では出遅れが響いて2着と惜敗したが、この日はまずまずの発馬を決め道中はほぼ中団でレースを進め、4コーナーで大外に振られる形となりながらも最後の直線で末脚を爆発。3番人気クリンチャーと激しい競り合いを制し、同レース4連覇の快挙を達成した。

 鞍上のミルコもオメガパフュームとのコンビで初の4連覇を達成。レース後は「いやー素晴らしい馬です。とっても感謝してます。愛してる。あと10年は乗りたかったですね(笑)。いい種牡馬になって欲しい。陣営の皆さんが僕のことを信じてずっと使ってくれました。ありがたいです」と感慨深げ。最後は「皆さんよいお年を」と笑顔で締めた。

 ▽東京大賞典 競馬ファンにとって一年のクライマックスが有馬記念であるにしても、一年のフィナーレは東京大賞典。有馬記念で負けたとしても「泣きのもう一回」として広くファンに愛されている。1995年以降、中央馬が参戦するようになり、1999年から12月29日に施行日が固定。それまでは1990年12月13日や、1972年は3月に行われるなど「大井の大レースの一つ」だった。2011年より地方競馬としては初めての国際G1となり海外の馬も出走可能に。例年中央・地方問わず一流のダートホースが集結し、年末のダート王者を決するビッグレースとなっている。

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