【共同通信杯】ダノンスコーピオン 主役の鋭脚!1馬身遅れも心配なし、安田隆師好感触「いい状態」
2022年02月10日 05:30
競馬
「遅れたけど最後まで手応えはありましたから。(川田)ジョッキーも状態は良さそうと言ってくれました。いい状態で臨める」
昨年6月の阪神芝1600メートルで初陣Vを飾ると続く萩Sは首差の激戦を制した。当時の2着キラーアビリティが次走・ホープフルSでGIウイナーに輝いただけに、あのオープン勝ちは値打ちがある。連勝で挑んだ前走・朝日杯FSは好スタートから中団に控え、余力たっぷりに直線に向いたが、前が壁になって追い出しがワンテンポ遅れた。それでも進路を切り替え、馬群の隙間に突っ込んで3着。初黒星を喫したが「悲観する内容ではなかった」と指揮官は評価している。
前走後はケイアイファーム千葉への短期放牧を挟んで先月6日に帰厩。ここを見据え、稽古を積んできた。初の東京遠征&左回りと課題はあるが「ここは通らないといけない道ですから。ここまで持って生まれた精神力、能力で結果を出してくれた。今回も信じるだけ」と力を込める。
過去10年の勝ち馬だけを見ても12年ゴールドシップ、昨年の年度代表馬エフフォーリアなど4頭のクラシックホースが出ている出世レース。安田隆師は「まだ馬の成長度は60%ぐらい」としながらも、戦歴から最有力候補とみられる立場。本番はまだ先でも結果と内容を問われる今年の始動戦だ。
《回避》共同通信杯に登録していたメイショウラナキラ(牡=南井)は回避する。プレサージュリフト(牝=木村)はダブル登録で前日のクイーンCを予定。