【阪急杯】ダイアトニック 父子制覇!最内から突き抜けた 高松宮記念へ弾み

2022年02月28日 05:30

競馬

【阪急杯】ダイアトニック 父子制覇!最内から突き抜けた 高松宮記念へ弾み
<阪神11R・阪急杯> 直線、内から抜け出し勝利するダイアトニック(左)(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 阪神で行われたG3「第66回阪急杯」は1番人気ダイアトニックが勝利。果敢なイン突きで一昨年の函館スプリントS以来の重賞3勝目をマークした。
 先週、息子が重賞初制覇(岩田望&ロータスランドの京都牝馬S)を飾った舞台で父の手綱さばきが光った。岩田康騎乗のダイアトニックが直線、内ラチ沿いにできた1頭分のスペースに飛び込むと、一瞬の切れ味を発揮して先頭へ。ゴール前で迫った同じ7歳世代のトゥラヴェスーラを振り切り、そのままゴールを駆け抜けた。

 スポニチ賞京都金杯(4着)に続いて、2度目のコンビだった鞍上は「金杯で乗せてもらって刺激を与えられての結果だと思う。直線、こじ開けられたのは力があるからこそ。瞬発力で狭いところも割って行けた」と勝利をかみしめる。

 1番人気に応える好騎乗。スタートの速さも光った。ゲートを出るとスッとハナに立ち、前半300メートルまで先頭をキープ。外からモントライゼが来ると3、4番手に控えた。鞍上は「行ってもいいかなと思ったが、冷静に逃げ馬の後ろから」と自在性を強調。2番人気だった息子・望来騎乗グレイイングリーン(5着)には序盤でつけたリードを保って寄せつけなかった。

 見守った安田隆師は「包まれて大丈夫か?と思ったが直線は1頭分のギリギリのスペースを割ってくれた。強かったと思います」と人馬の奮闘を称える。「金杯を使って馬が良くなり、本物になったね。状態面で何もなければ、高松宮記念(3月27日、中京)に行きます」と明言した。

 父ロードカナロアも岩田康&安田隆厩舎のタッグで13年の阪急杯を1番人気で勝ち、続く高松宮記念も制した。鞍上は「一瞬の脚は凄いものを持っている。この勝利で馬も乗っていけるし、次の大舞台でもいい結果が出ると思う」。ちょうど1カ月後のG1を見据えた。2年前の高松宮記念は直線で致命的な不利を受け、無念の3着。その借りを返す時が来た。

 ダイアトニック 父ロードカナロア 母トゥハーモニー(母の父サンデーサイレンス)15年5月12日生まれ 牡7歳 栗東・安田隆厩舎所属 馬主・シルクレーシング 生産者・北海道浦河町の酒井牧場 戦績21戦8勝(重賞3勝目) 総獲得賞金3億588万6000円 馬名の由来は7音構成の和音、母名より連想。

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