【フィリーズレビュー】スリーパーダ いざ良血開花 仕切り直しの今年初戦

2022年03月08日 05:30

競馬

【フィリーズレビュー】スリーパーダ いざ良血開花 仕切り直しの今年初戦
2日、1週前追い切りを行ったスリーパーダ(手前)
 トライアルシーズン真っ盛り。春本番へ向け、ワクワク感が加速する。日曜阪神メインは「第56回フィリーズレビュー」(3着まで桜花賞優先出走権)。スリーパーダはきょうだいに早い段階からの活躍馬がズラリと並ぶ。開花の系譜よ、再び――。父ミッキーアイル(14年NHKマイルC、16年マイルCS勝ちなど)のスピードを受け継いだ良血が今年初戦で巻き返しに転じる。
 芽吹きの血脈だ。スリーパーダのきょうだいはトライアルを含め、3歳春までに続々と結果を出している。16年オークス馬シンハライトはチューリップ賞V。同年マーメイドS覇者リラヴァティは14年チューリップ賞3着。他にもアダムスピークが11年ラジオNIKKEI杯2歳S、アダムスブリッジは15年若駒Sを制した。早い段階から活躍馬が出ている。

 前走のファンタジーSは7着に終わった。藤田助手は「スタートは良かったんですけどね。ジョッキーも今後を見据えて後ろから行ったんですけど、思ったほど伸びなかった」と振り返る。その後はひと息入れた。仕切り直しの今年初戦。この中間はCWコースにスイッチして調整を行う。

 「今回は坂路ではなく、CWコースで調整しています。コースでゆっくりじっくりと走ることを覚えてもらって、それが競馬に生きれば、と思います。1週前もリードする形で、後ろから来た馬を突き放していました。1週ごとに良くなっていますね」

 春の飛躍へ、調整過程にも工夫を凝らす。徐々に良化も見せている。398キロでデビューと小柄な牝馬。体重に大きな変化はないが、メンタル面では少し大人になったという。

 「2歳の時と比べると落ち着きが出ました。トレセンにも慣れてきたのかな。以前よりカイバを食べるようになった。追い切った日も、ちゃんと食べています。早い段階から活躍する血統?仕上がりが早いタイプではありますけどね。父がミッキーアイル、この距離も守備範囲だと思います」

 勝てば母シンハリーズの子4頭目のJRA重賞勝ち馬となる。斉藤崇厩舎は先週日曜に総武S(バーデンヴァイラー)、大阪城S(アルサトワ)とオープン特別2勝。エンジンがかかってきた。良血がここできっちりと花を咲かせ、来る春本番へと向かって行く。

 ▽フィリーズレビュー 67年創設の「阪神4歳牝馬特別」が前身。01年に「フィリーズレビュー」に改称された。3枚の桜花賞切符を懸けたトライアル。距離が1200メートルの年もあったが現在は1400メートルで定着している。

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