関東勢ではキミワクイーンが得意距離での巻き返しを狙う。1勝クラスVから臨んだ阪神JFでは10着。G1の壁にはね返される形となったが、奥村武師は「ジョッキー(内田)は“悲観する負けではない”と言ってくれました。千六はこなせない距離ではないが、ちょっとフワッと走ってしまう」と振り返る。
今回は2戦2勝の1400メートル戦。2走前Vは平場ながらハイレベル。2着オタルエバーはその後に秋明菊賞、3着コムストックロードはつわぶき賞と、それぞれ特別勝ちを飾っている。「やはり千四の方がいい。左右の回りは関係なく上手に走る馬。1週前追いの動きも良かった」と師。前走が420キロと小柄だが「体重は10キロくらい増えた。体高も伸びて全体にしっかりしてきた。いい方向に向いている」と確かな成長ぶりを口にする。強敵にもまれた経験も武器に、再び重賞舞台に挑む。