【浦和・しらさぎ賞】アールロッソ重賞初制覇！急きょ乗り替わりも町田「乗りやすい馬だった」

2022年04月28日 05:00

競馬

【浦和・しらさぎ賞】アールロッソ重賞初制覇！急きょ乗り替わりも町田「乗りやすい馬だった」 — 馬場の真ん中を突き抜けて重賞初制覇を飾ったアールロッソ Photo By スポニチ

　古馬牝馬の地方交流重賞「第60回しらさぎ賞」（S3）が27日、浦和競馬場で行われた。2番人気アールロッソが直線で差し切って重賞初制覇を決めた。同馬には「第26回スパーキングレディーカップ」（G3、7月6日、川崎）への優先出走権が与えられた。

　「もっと前の位置でレースするつもりが行き脚がつかなかった」と町田が振り返ったように7番手からの追走。向正面の直線を向いたところで一気に前との差を詰めていった。手綱をしごいてスピードに乗せると外からまくる形に。4コーナーで3番手。前ではアルコレーヌとダノンレジーナが併せ馬。町田は馬場の真ん中に持ち出すと左ステッキ連打。残り100メートルで2頭に馬体を併せ、残り50メートルで振り切った。着差は1馬身だったがゴール前の切れ味が光った。

　20年のこのレース（ストロングハート）以来の重賞制覇となった町田は「急きょ乗り替わりとなったが癖もなく乗りやすい馬だった。最後はかわしてくれと思って追っていたが、ゴールした時は気持ち良かった」と破顔一笑。今後の予定は未定だが、来週のかしわ記念連覇を目指すカジノフォンテンが控える山下厩舎にとっては弾みの1勝となったはずだ。

　◆アールロッソ　父サウスヴィグラス　母ラヴィングサンデー（母の父サンデーサイレンス）牝6歳　船橋・山下貴之厩舎　馬主・前原敏行氏　生産者・北海道新ひだか町のチャンピオンズファーム　戦績26戦6勝（南関東4戦3勝）総獲得賞金6173万円。