「第67回大井記念」が25日、大井競馬場で行われた。2番人気のランリョウオーが直線抜け出し優勝、2つ目の重賞タイトルを手にした。同馬と2着ノンコノユメには「第45回帝王賞」(Jpn1、6月29日、大井)への優先出走権が与えられた。
ランリョウオーは好スタートを切るとメイショウワザシの逃げを見ながら4番手を確保。馬群が動き出した勝負どころの3コーナーから抜群の手応えで徐々に前との差を詰めると直線は馬場の中央へ。抑え切れない勢いそのままに残り200メートルで先頭に立つと後は本橋が右ステッキの連打。それに応えるように末脚を伸ばすと外から猛追を見せたノンコノユメを3/4馬身しのぎ切ってゴールした。今年3つ目の重賞制覇となった本橋は「真面目なところがいい馬で丁寧に乗らなきゃと思って騎乗した。この勝利で目標にされる立場になるが、今後も横綱相撲で勝ち切ってくれるはず」と先を見据えた。
今年2つ目の重賞制覇となった小久保師も「やはり能力の高い馬。しっかりケアして権利を獲った帝王賞に向かって行きたい」と話してビッグタイトル獲りに照準を定めた。
▼2着ノンコノユメ(真島)負けたけど凄く気持ちのいいレースだった。リズム良くいけば、いい脚を使ってくれるのが分かった
◆ランリョウオー 父パイロ 母ファビラスタイム(母の父シンボリクリスエス) 牡4歳 浦和・小久保智厩舎 馬主・糸井政三氏 生産者・北海道新ひだか町の桜井牧場 戦績16戦9勝 総獲得賞金1億875万円
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