歴代覇者の一人、佐藤摩弥は3着発進。初日5Rは20線最内から10M前の5番車を捉える好スタート。試走3秒40でスイスイと追い上げとまではいかなかったものの、4周回3、4コーナーで福村をさばいて3連対を確保した。「スタートはたまたま。タイミングから良かった。でも、エンジンは開けづらくて車速に乗らない」。依然としてマシンに物足りなさはあるが、伝家の宝刀であるスタートを切れたのは明るい兆しだ。この大会で女子初のグレードレース制覇を達成したのは6年前。当時24歳で「飽きるまでオートレーサーをやりたい」と表彰式で宣言した。「表彰式のことは凄く覚えている。目標は60歳まで!!」。2日目は11R。まずは予選通過を目指して、“鋭発”もう一丁。