【英G1ジュライカップ】日本馬キングエルメス11着 矢作師「もう少しパワーが必要なのかも」

2022年07月10日 11:47

競馬

 英G1「第142回ジュライカップ」(芝直線1200メートル、良馬場)は9日、ケンブリッジ近郊のニューマーケット競馬場で13頭(当初14頭からブラックロッドがスクラッチ=出走取消)で争われ、ホーンビー騎乗の6番人気アルコールフリー(牝4=英A・ボールディング、父ノーネイネヴァー)がラスト1Fの坂でグイッと伸びて差し切り勝ち。昨夏のサセックスS以来のG1・4勝目を飾った。1馬身半差の2着にネイヴァルクラウン、そこから半馬身差でアルトーリアスが3着に入った。
 日本から遠征したキングエルメス(牡3=矢作、父ロードカナロア)は前半スムーズに流れに乗りながらも、しまいの伸びを欠いて11着に敗れた。

 坂井は「ゲートの出は少し遅かったけど、すぐにリカバリーできました。日本よりテンのペースは遅かったです。残り400メートルで手応えが厳しくなったけど、その後も頑張ってくれました。状態はフレッシュでしたが、レースのスタイルが日本と異なりました。これから内容を分析し、次走に生かしたいと思います」と前を向く。矢作師は「現時点で明確な敗因は分からないけどペースがそれほど速くない中でも早めに手応えがなくなってしまいました。スピードでは負けていないけど、もう少しパワーが必要なのかもしれません。次走で巻き返しを図りたい」とモーリスドゲスト賞(8月7日、ドーヴィル芝直線1300メートル)を見据えた。

 過去、英国で日本調教馬はアグネスワールドが2000年ジュライカップで歴史的勝利を収め、長期の海外転戦で19年ナッソーSを制したディアドラを合わせ、2頭がG1をものにしている。

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