【函館2歳S】ぶっ飛んど~る!ブトンドールV ゴール前猛烈伸びで2歳重賞一番星

2022年07月17日 05:25

競馬

【函館2歳S】ぶっ飛んど~る!ブトンドールV ゴール前猛烈伸びで2歳重賞一番星
<函館11R・函館2歳S>ゴール前で差し切ってガッツポーズでゴールする鮫島駿とブトンドール。右は2着のクリダーム(撮影・千葉 茂) Photo By スポニチ
 JRA2歳重賞第1弾「第54回函館2歳S」が16日、函館競馬場で行われた。中団から進出した4番人気ブトンドール(牝=池添学)が鋭く伸び、逃げ粘るクリダームをゴール前で抜き去って快勝。新馬→重賞の無傷2連勝で現2歳世代初の重賞ウイナーとなった。現2歳が2世代目となる父ビッグアーサー(16年高松宮記念優勝)の産駒は、JRA重賞初Vとなった。
 ゴールした瞬間、ブトンドールの鮫島駿はスタンドに向け、左手で高々とガッツポーズ。例年なら地元・九州の小倉に参戦する鮫島駿が笑顔で振り返った。

 「直線を向くまでは馬のリズムでしっかり走れればと思っていた。ただ、2着馬(クリダーム)が凄く前にいたので…。何とか届いてくれ!!と追いました。仕上がりは抜群。しまいは動けると信じていました」

 今夏の函館2歳戦は鮫島駿が席巻した。函館2歳S出走馬で自ら勝利に導いた馬が4頭。その中からブトンドールを選んだ。同じ池添学厩舎のカイカノキセキで昨夏函館2歳Sで2着に惜敗した無念を晴らしたい一念だった。「2年連続でチャンスをもらって同じチームで勝てて良かった」と感謝した。

 池添学師は「ジョッキーが上手に乗ってくれたね。今日のレースを見ても、むきになって行く感じじゃない。1F延びても大丈夫では?いろいろ視野に入れ、今後は考えます」と語り、距離延長も含めた今後のステップアップを見据えていた。

 ◆ブトンドール 父ビッグアーサー 母プリンセスロック(母の父スウィフトカレント)牝2歳 20年1月25日生まれ 栗東・池添学厩舎所属 馬主・雅苑興業 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績2戦2勝 総獲得賞金3846万2000円 馬名の由来は金のボタン(フランス語)。

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