【セントライト記念】ローシャムパーク 前走圧勝で覚醒の秋!粗削りな春からさらに成長
2022年09月14日 05:30
競馬
前走後は放牧で充電。秋に向け成長を促した。8月20日に帰厩。「凄く成長したと思います。春は常歩(なみあし)でも背中の感じが甘かった。でも今は背中の使い方が良くなって、しっかり歩けるようになった。馬体も春よりふっくら見せている」。厩舎の番頭格である穂苅助手は、ひと夏を越しての進化に目を見張る。フィジカルに加えメンタル面も成長。心身の幼さを考慮し、春は坂路中心の調教だったが、この中間は長めのコース追いも併用。同助手は「折り合いにも進境を見せて、併せ馬もしっかりこなせている」と評価する。
平成以降、国内で最も繁栄した牝系の一つであるダイナカール一族。3代母にエアグルーヴ、近親にドゥラメンテ、ルーラーシップなどの活躍馬が名を連ねる。血統からも期待の大きい1頭だ。「春の勝ち方からも、このクラスで通用する馬。最後に突き放した前走から1F延長も問題ない」。穂苅助手も期待を隠さない。菊花賞へ向かうかは今回の内容次第だが「まだ2勝馬ですし、ここで結果を出せないようでは、今後どうこうという感じではない。秋が楽しみになるレースを」と力を込めた。まずは目の前の一戦に全力投球。田中博師が掲げる「丁寧な競馬」が体現できれば、秋の主役候補に躍り出る可能性を秘めている。