やったぞ今村聖奈 女性年間最多勝新記録44勝!!ルーキーイヤーに大快挙、19年藤田菜七子超えた

2022年10月23日 10:20

競馬

やったぞ今村聖奈 女性年間最多勝新記録44勝!!ルーキーイヤーに大快挙、19年藤田菜七子超えた
<新潟2R>レースを制し、JRA女性騎手年間最多勝を達成した今村(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 女性新人騎手の今村聖奈(18=寺島)が23日、競馬史にその名を刻んだ。
 前日(22日)の1勝でJRA通算43勝。藤田菜七子が19年にマークした女性年間最多43勝に並んで迎えたこの日、新潟2R・2歳未勝利(芝1600メートル)でフェステスバント(牝=藤岡)を1着に導き、女性年間最多勝を更新する44勝目を挙げた。好スタートを決めて先手を取ると、直線でも後続を寄せ付けなかった。

 驕ることのない姿勢が、進撃を支える。今村は22日、こうコメントした。「菜七子さんがマークした時とは重みが違います。私は4キロ減ですし、比べる値ではないと思います。大きな話題として周りに取り上げていただく度に、そう思っていました。ここまでの勝利の半数以上は馬の力によるものが大きいです。自分ではうまくいったと思っても、コーナーで膨らんでいたり反省点が多い。まだ粗削りな部分が多いですが、4キロ減が補ってくれていると思っています」。勝ち星を積み重ねても、冷静な現状分析を続けている。

 心から納得できるレースがまだ少ないからこそ、「現状に満足せず、もっと『うまくいった』と言えるレースを増やしていきたい」と言う。あくなき向上心を胸に、これからも勝ち星を積み重ねていく。

 ▼今村聖奈 「なるべく今日のうちに決めたいと思っていました。1Rは1番人気に支持していただきながら2着で、すごく悔いの残るレースでした。引きずらずに切り替えて、馬とケンカせず気持ち良く走らせようと思って臨みました。ちょうど1年前の今頃は模擬レースで初めて東京競馬場で乗りました。たくさんの人の支えがあって、たくさんの勝ち星を挙げることができ、たくさんの失敗をしたのに、続けて乗せていただいている関係者の方々に感謝しています」

 ◇今村 聖奈(いまむら・せいな)2003年(平15)11月28日生まれ、滋賀県出身の18歳。栗東・寺島厩舎所属。今年3月にデビューし、同13日の阪神8R(ブラビオに騎乗)で初勝利を挙げた。父・康成氏は元騎手で現在、飯田祐厩舎の調教助手。特技はボールペン字。1メートル59、47キロ。

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