【天皇賞・秋】ゴール寸前で…パンサラッサ2着 矢作師「負けた悔しさより馬を褒めてあげたい」

2022年10月31日 05:27

競馬

 場内大興奮の逃走劇。逃げ一筋パンサラッサが沸かせた。好スタートで飛び出して迷わず行くと前半5F57秒4。98年天皇賞・秋で逃げたサイレンススズカと全く同じハイペースを刻んだ。一時は後続に15馬身以上の差。逃げ切るかに見えたが、最後の最後でイクイノックスにかわされ2着に終わった。
 吉田豊は「最近はゲートがひと息だったのでゲートだけと思っていましたが、これだけ出てくれて、枠(3番)も良かったので向正面から馬に任せた。涼しくなって状態も上がっていたんでしょう。最後まで頑張ってくれていたので何とかしたかったです」と唇をかんだ。一方、矢作師は「負けた悔しさより馬を褒めてあげたいです」と力を出し尽くした愛馬を称賛した。「ジョッキーもうまく乗ってくれた。宝塚記念(8着)や札幌記念(2着)は押っつけて、あの程度の逃げだったが、今日は普通に行ってあのペース。それだけ状態も上がっていたと思う」と目を細めた。

 次走は香港カップ(12月11日、シャティン)。3月のドバイターフを制した底力を国内でも示した個性派には海外G12勝目の期待が膨らむ。指揮官は「馬もこたえていると思うので短期でも放牧に出して香港に備えます。勝ちに行きます」。次なる大目標に心は飛んでいた。

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