【浦和記念】クリノドラゴン 重賞初制覇!14度目コンビの武豊「特別にうれしい」

2022年11月24日 05:00

競馬

【浦和記念】クリノドラゴン 重賞初制覇!14度目コンビの武豊「特別にうれしい」
浦和記念を制したクリノドラゴン Photo By スポニチ
 中央交流重賞「第43回浦和記念」が23日、浦和競馬場で行われた。後方から徐々に進出した4番人気クリノドラゴンが直線抜け出し快勝。重賞初制覇を飾った。
 「未勝利からコンビを組ませてもらって、少しずつ階段を上がってきた。今日は重賞を勝てて特別にうれしい」。クリノドラゴンとは14度目のコンビ。思い入れの深い相棒に重賞タイトルをプレゼントした武豊は駆けつけたファンの前で喜びを語った。

 持ち味の末脚を余すところなく引き出した。序盤は後方9番手を追走。この日は不良馬場で前が止まらないコンディションだった。それでも慌てない。3コーナー手前で満を持してスパートを開始。一気に外を上昇して2番手まで押し上げると、逃げるアイオライトを直線半ばで捉えて先頭に立つ。2着に2馬身半差をつけてゴールを駆け抜けた。「キャリアが豊富なので安心して乗った。今日は小回りコースでしたが、あまり気にせず、この馬のスタイルで乗った」。まさに人馬一体。積み上げた信頼関係がもたらした勝利だった。

 「これで賞金面を気にせずG1レースにも使える」と大橋師。この後は放牧で英気を養って、年明けのG2東海S(1月22日、中京)を視野に入れる。ダート界に誕生した新星から目が離せない。

 ▼2着ラーゴム(鮫島駿)悪い馬場も考慮して早めの競馬を心がけたが…。うまくかみ合えば重賞は勝てると思う。

 ◆クリノドラゴン 父アスカクリチャン 母クリノクレオパトラ(母の父ロージズインメイ) 牡4歳 栗東・大橋勇樹厩舎 馬主・栗本博晴氏 生産者・北海道日高町の宝寄山拓樹氏 戦績28戦5勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金1億3043万6000円。

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