【京都金杯】マテンロウオリオン 軽快なフットワークで直線跳ねる!昆師「1F10秒台簡単に出せる」
2023年01月04日 05:30
競馬
前走・マイルCS10着後は在厩で調整を進め、これまでで一番の乗り込み量。「中間の調教タイムを見れば分かるけどラスト1F10秒台、11秒台を簡単に出せるようになった」。先月14日はCWコースでラスト1F10秒9、同25日は坂路でラスト1F11秒6の自己ベスト。キレッキレの動きで好時計を連発し、成長の跡が数字に表れている。
普段から鞍上の横山典、厩舎スタッフらと意見を交換し、一戦ごとに調教パターンを変える。地道だが一歩ずつ、前に進んだ。未完成だった昨春と比べて圧倒的に違うのが体つき。体重は大きく変わらないがハードなトレーニングにも耐えられる体幹の強さが備わった。祖母レディパステルは01年オークス馬。「元々血統的なポテンシャルは高かったし、それを素直に出せるようにするのが僕らの仕事です」。トレーニングの具体例を聞くと「それは企業秘密やね」と笑うが、最近の稽古を見ても猛スピードで進化しているのは疑いようのない事実だ。
中京マイルはちょうど1年前のシンザン記念で重賞初制覇を飾った舞台。「コースは何も気にしていない。目指すところはもっと先だし、ここから軌道に乗せたい」と飛躍を誓った。昨年のNHKマイルCは首差に泣いて2着。今年の大目標であるG1タイトル獲得へ、新年1発目の縁起重賞で弾みをつける。
【追ってひと言】エントシャイデン 坂路4F57秒7~1F13秒4(安藤助手)前走は見た目が少し太かった。(状態は)いい方に向かっているし、それなりに対応できると思う。