【フィリーズR】ブトンドール “戦闘モード”一気加速!ラスト1F11秒6

2023年03月09日 05:30

競馬

 ズバッと切れた。ブトンドールはCWコース単走、ゆったりとした入りから徐々にペースを上げる。残り1F、鞍上が少し手綱を緩めるとスイッチが入ったかのように闘志むき出しでグイグイ加速。6F84秒4にまとめ、ラスト1F11秒6を馬なりで刻んだ。池添師は「全体時計は予定よりも少し遅くなったが折り合いはついたし、しまいは2段階ぐらいギアが上がりそうな感じがした」と潜在能力の高さを強調した。
 昨夏、デビュー2連勝で函館2歳Sを制覇。阪神芝7Fの前々走・ファンタジーSは後方待機から上がり3F最速の脚で2着に食い込んだ。父ビッグアーサーで血統背景はスプリント寄り。マイル初参戦となった前走・阪神JFは最後の坂で脚色が鈍って10着。距離の壁は厚かった。それでも指揮官は「本質はスプリンターだと思うがクラシックを目指したい」と桜花賞への意欲を口にする。先を見据え、折り合い重視の調教を消化。その努力が実を結ぶか。トライアルの結果次第で春の楽しみが広がる。

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