ハーツクライ死す、現役時代に手がけた橋口弘次郎氏「まだ22歳、ついこの間まで現役だったような感覚」

2023年03月10日 12:26

競馬

ハーツクライ死す、現役時代に手がけた橋口弘次郎氏「まだ22歳、ついこの間まで現役だったような感覚」
05年12月25日の有馬記念を制したハーツクライ。右は2着のディープインパクト Photo By スポニチ
 JRAは10日、05年有馬記念、06年ドバイシーマクラシックを制し、05年JRA賞最優秀4歳以上牡馬に輝き、種牡馬としても日本競馬に大きな足跡を残したハーツクライ(牡、父サンデーサイレンス)が9日、けい養先の社台スタリオンステーション(北海道安平町)で起立不能となり、死んだと発表した。22歳だった。
 元調教師で現役時代のハーツクライを管理した橋口弘次郎氏(77)は「私も聞いて驚きました。まだ22歳ですから早い」と沈痛な面持ち。「ついこの間まで現役だったような感覚。ディープインパクトの名前が出るたびに、あの有馬記念を取り上げてもらえるし、翌年にドバイシーマクラシックを圧勝したことが一番の思い出。本当にいい競馬をさせてもらいました」と在りし日の姿に思いをはせた。

 引退後、種牡馬としてはアドマイヤラクティ、ジャスタウェイ、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、リスグラシュー、ドウデュースなど数多くの活躍馬を出した。「ありがとう、ゆっくり休んでほしい。ただそれだけです」と感謝の思いを口にした。

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