【フィリーズR】聖奈×ニシノトキメキ 桜へときめく!牝馬1冠切符獲りへ
2023年03月10日 05:30
競馬
2年目の鞍上とはこの日の朝、最終追い切りで初コンタクト。序盤はゆったり入り、残り2Fからペースを上げていく。徐々に内ラチ沿いに進路を取りながら1F12秒8→12秒1と軽快な加速ラップでフィニッシュ(全体は4F56秒0)。今村は「凄く繊細な馬で口向きの敏感なところがありました。ラスト2Fの動きは良かったですし、やっぱり走る馬だなと思いました」と感触を口にする。
見守った北出師は「ラスト1Fを伸ばす感じ。小倉からの中1週になるので、これぐらいでちょうどいいと思う。“ラチに頼らせたら落ち着いていた”とジョッキーは言っていた」と満足げ。1F延長で初めての1400メートルにも不安はない。
1勝馬は過去7年の当レースで6勝。実績がなくても通用するトライアル重賞だ。実際、北出厩舎は3年前に1勝馬エーポス(5番人気)で当レースV。ここから桜花賞(9着)の舞台に立った。小倉2歳S9着以来、2度目の重賞挑戦となるニシノトキメキにもチャンスはあるはず。
今村にとってはトライアルレース初参戦。パートナーについて「走る気持ちが凄く強いので、彼女の気持ちを害することなくリズムを整える形で乗ってあげたいです」。自らの手綱さばきで、自身初となるクラシック騎乗への道を切り開く。