【東西ドキュメント・函館=6日】栗東を離れ、田村は函館にやって来た。火曜は青空が広がり、絶好の取材日和だったが藤岡佑、横山和ら現地入りしている騎手は開門直後(午前5時30分)から調教に乗っては下りての繰り返しで大忙し。忍耐力も記者にとって大事。午前7時、調教がひと段落したデビュー3年目の角田和に駆け寄り、話を聞いた。
函館スプリントSでは芝&ダートの双方で勝ち星のある4歳牝馬カルネアサーダと新コンビを組む。函館に移動前の栗東から付きっきりで稽古をつけて、信頼関係を築いてきた。角田和は「本当にダートで勝ったの?と思うぐらい歩様がめちゃくちゃ柔らかい。絶対、芝が合っている」と適性を強調した。
ダート6Fだった前走・京葉S4着から条件替わりはむしろ歓迎だ。「長くいい脚を使えるタイプ。何度も乗っていて、特徴はつかんでいるし仕上がりも良さそう。競馬でのイメージはできている」と自信の口ぶり。開幕週で持ち前のスピードをフルに発揮させる。