【戸田ボート・G1戸田プリムローズ開設67周年記念】桐生順平 地元周年3V達成

2023年06月10日 19:08

ボートレース

【戸田ボート・G1戸田プリムローズ開設67周年記念】桐生順平 地元周年3V達成
戸田G1を優勝し、純金メダルを手にする桐生順平 Photo By スポニチ
 <戸田10日12R>ボートレース戸田のG1「戸田プリムローズ開設67周年記念」は10日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の桐生順平(36=埼玉)がインから押し切って制した。1月の若松周年記念以来、通算17回目のG1制覇。優勝賞金1100万円を獲得し、今年の賞金ランキング4位に浮上した。なお、2着には佐藤翼、3着には篠崎仁志が入った。
 「最高です」。60、65周年に続く3度目の栄冠に桐生が声を弾ませた。「自分が緊張していることも分かるし、やはり地元の周年は気持ちが入る。結果で返せたことがうれしい」。桐生が恩返しをしたかった相手。それはボートレース戸田の関係者だ。

 2日に降った大雨の影響で競技部の一部が水没。3日に予定されていた前検が中止となった。だが、懸命な復旧作業により、1日遅れで無事にスタート。「開催自体が無理かもと思った。(優勝して)ここにいられることが幸せ。感謝しかない」。わずか1日で競技部を正常な状態に戻した関係者に敬意を表した。

 自身の戦いの経緯も順風満帆ではなかった。4日に行われた前検の手応えは最悪。「全部が気になる」と表情を曇らせた。それでも初戦から7つの部品を交換する大整備を行い、立て直しに成功。「こんなに整備で変わったことはない。凄くいいエンジンになった。(優勝戦の1コーナーは)西山貴浩さんの音に反応してしまったが、内を見たら誰もいなかった」。変ぼうした相棒16号機を味方に1コーナー出口で独走態勢。誰も寄せ付けない完勝劇を披露した。

 ただ、どれだけ強い走りを見せても気を緩めることはない。「正直、リズムがいいとは言えない。プロペラがハマっていない。苦手な暑い時季を打開して、お客さんが喜んでくれるレースをしたい」。延々と続く記念ロード。これからも桐生は一心不乱に駆け続ける。

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