【函館スプリントS】キミワクイーン大外突き抜けた ガッツポーズ武史「横山兄弟、最強だわ」

2023年06月12日 05:30

競馬

【函館スプリントS】キミワクイーン大外突き抜けた ガッツポーズ武史「横山兄弟、最強だわ」
<函館スプリントS>直線、力強く伸びて差し切った(15)キミワクイーン。鞍上は横山武( 撮影・千葉 茂) Photo By スポニチ
 ゴールした瞬間、横山武の「ヨッシャー!」の声が函館競馬場に響き渡った。キミワクイーンは外寄りの15番枠だったこともあり、いつもは先行する同馬を後方から5番手に待機させた。この作戦がピタリ!前半3F通過が33秒0のハイペースも奏功し、4角10番手から上がり最速34秒4の末脚で大外を突き抜けた。
 横山武は「北海道は小さい頃から遊びに来ていたので、第2の地元みたい。そこで重賞初制覇を飾れてうれしいです」と自身初の北海道での重賞勝ちを喜んだ。函館は20年から3年連続でリーディングを獲得。今年も土日で6勝を挙げ、4連覇へ向け好スタートを切った。

 エプソムCを兄の和生が制したことを報道陣から聞くと「ヨッシャー!」と再びガッツポーズ。さらに「横山兄弟、最強だわ」と喜びを爆発させた。奥村武師も「あんな凄い脚を使うとは。想像していた展開とは違ったけど流れが速かったから好判断だった」と褒め称えていた。キミワクイーンも5度目の挑戦で重賞初制覇。「壁に跳ね返されてここまで来ていた。芯が入って強くなったし、これからが楽しみ」とさらなる飛躍を期待していた。

 次走はサマースプリントシリーズ第5戦のキーンランドC(8月27日、札幌)を予定。奥村武師は「サマースプリント王を狙うということではなく、短距離の平たんコースが合っているので。こういう馬場も合っている」と説明。洋芝適性の高さを示したキミワクイーンが、北海道スプリント重賞連勝を狙う。

 ◆キミワクイーン 父ロードカナロア 母チェリーペトルズ(母の父ダイワメジャー)19年3月31日生まれ 牝4歳 美浦・奥村武厩舎所属 馬主・浦邊輝實氏 生産者・北海道安平町の追分ファーム 戦績11戦5勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億852万3000円。馬名の由来は「屋号+女王」。

 【函館スプリントSアラカルト】

 ☆騎手&調教師 横山武のJRA重賞勝利は皐月賞(ソールオリエンス)以来で今年4勝目、通算17勝目。奥村武師はAJC杯(ノースブリッジ)以来で今年2勝目、通算5勝目。

 ☆種牡馬 ロードカナロア産駒のJRA重賞勝利は京王杯SC(レッドモンレーヴ)以来で今年4勝目、通算60勝目。

 ☆牝馬 昨年ナムラクレアに続くVで通算15勝目。

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