優勝戦1号艇の興津藍(42=徳島)は機力不足をスタートでカバーした。2、3号艇に伸び強力な佐藤大佑、山田佑樹が控えるイン戦。興津はスタートで後手に回ると捲られる可能性が高い一戦だった。迎えた優勝戦はインからコンマ19のトップスタートを決めると、2コースから奇襲に出た佐藤の捲りを封じて先マイ。2マークを先取ると独走態勢に持ち込んだ。
「2、3番が直線は出てきましたね。2番が握ってくるのは想定していた。ターン回りだけは仕上げられてましたね。何よりスタートですね」と的確なイン逃げで若松2回目、今年は3月鳴門以来の2回目のVを飾った。