【中京記念】ウイングレイテスト上昇ムード!栗東滞在効果だ、松岡も好感触

2023年07月20日 05:30

競馬

【中京記念】ウイングレイテスト上昇ムード!栗東滞在効果だ、松岡も好感触
松岡を背にCWコースで追い切るウイングレイテスト(撮影・亀井直樹) Photo By スポニチ
 サマーマイルシリーズ第2戦「第71回中京記念」の最終追い切りが19日、栗東トレセンで行われた。関東馬ウイングレイテスト(牡6=畠山)がCWコースで抜群の動き。シャープな伸びを見せた。2週連続で栗東に駆けつけた松岡もOKジャッジ。滞在効果も大きく、休み明けを一度使われて確実に上昇カーブへ乗せた。栗東滞在で重賞初Vへ、気合も入る。
 まさに“瞬間移動”だった。ウイングレイテストは開門直後のCWコースでザゴート(3歳未勝利)と併せ馬。相手を追いかける形を取り、直線半ばで並びかけると一気にパス。ラスト2Fは11秒9→11秒3、グインとギアチェンジを遂げた。6F80秒9をマーク。付きっきりで調教をつける松岡は2週連続で栗東入り。言葉が弾む。

 「何回かあったこの馬のいい時の一回ですね。栗東への輸送で馬体が減って先週が軽めだったので、今週はしっかりやりたかった。先週より良かったです。(栗東の)坂路を使った効果もあって、緩さも取れています。臨戦過程に不安はないですね」

 美浦坂路は改修工事のため、夏場は閉鎖中だ。前走の米子Sはその坂路が使えず、緩さも残る状態で4着に終わった。今回は9日に栗東へ。木場迫助手は「これまで自分からグイグイと走るタイプではないので、坂路も使って仕上げてきました。やっぱり坂路が使えるのは大きいと思います。栗東の環境にも慣れて調子上向いています」とジョッキーに呼応するように、上昇ムードを告げた。栗東に来た時は490キロだった馬体重(前走496キロ)も火曜の段階で500キロに戻っている。

 道中3、4番手で運んだ前走は前半4Fが44秒9と先行馬にとっては厳しい流れでもあった。一転して今回は先行タイプがそれほど多くない。松岡は「誰も行かなければ、行ってもいいと思っています。57キロのハンデも妥当かな。完成度も上がってきて、9割5分くらいまでは来ています。走るとは思っていたけど、運のない部分もありました。良馬場でやれるのもいいと思います」と見通しを語った。人事を尽くして天命を待つ。松岡自身20回目のコンビで、グレイテストな答えを出す。

 《関東馬滞在で好成績目立つ》今春は関東馬が栗東で調整をして結果を出すケースが目につく。宝塚記念はイクイノックスとスルーセブンシーズの関東馬ワンツー。ともに直前は栗東に来ていた。マイラーズCを勝ったシュネルマイスターは1週前追い切りを美浦で終え、その後に栗東で攻めを消化して勝利をつかんだ。ウイングレイテストが続くことができるか。木場迫助手は「負荷のかかる逍遥(しょうよう)馬道に行った後は体もほぐれていますし、刺激になっていいと思います」と滞在効果を語った。

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