【中京記念】ウイングレイテスト上昇ムード!栗東滞在効果だ、松岡も好感触
2023年07月20日 05:30
競馬
「何回かあったこの馬のいい時の一回ですね。栗東への輸送で馬体が減って先週が軽めだったので、今週はしっかりやりたかった。先週より良かったです。(栗東の)坂路を使った効果もあって、緩さも取れています。臨戦過程に不安はないですね」
美浦坂路は改修工事のため、夏場は閉鎖中だ。前走の米子Sはその坂路が使えず、緩さも残る状態で4着に終わった。今回は9日に栗東へ。木場迫助手は「これまで自分からグイグイと走るタイプではないので、坂路も使って仕上げてきました。やっぱり坂路が使えるのは大きいと思います。栗東の環境にも慣れて調子上向いています」とジョッキーに呼応するように、上昇ムードを告げた。栗東に来た時は490キロだった馬体重(前走496キロ)も火曜の段階で500キロに戻っている。
道中3、4番手で運んだ前走は前半4Fが44秒9と先行馬にとっては厳しい流れでもあった。一転して今回は先行タイプがそれほど多くない。松岡は「誰も行かなければ、行ってもいいと思っています。57キロのハンデも妥当かな。完成度も上がってきて、9割5分くらいまでは来ています。走るとは思っていたけど、運のない部分もありました。良馬場でやれるのもいいと思います」と見通しを語った。人事を尽くして天命を待つ。松岡自身20回目のコンビで、グレイテストな答えを出す。
《関東馬滞在で好成績目立つ》今春は関東馬が栗東で調整をして結果を出すケースが目につく。宝塚記念はイクイノックスとスルーセブンシーズの関東馬ワンツー。ともに直前は栗東に来ていた。マイラーズCを勝ったシュネルマイスターは1週前追い切りを美浦で終え、その後に栗東で攻めを消化して勝利をつかんだ。ウイングレイテストが続くことができるか。木場迫助手は「負荷のかかる逍遥(しょうよう)馬道に行った後は体もほぐれていますし、刺激になっていいと思います」と滞在効果を語った。