【新連載スタート】峰竜太 サーフィンがあるから、落ち着いて“いい気分”で戦える
2023年07月26日 07:00
ボートレース
峰といえばアロハポーズやサーフィンを想像する方も少なくないだろう。高校時代はヨット部に所属したが、サーフィンとの出合いはいつだったのか?
もともと、サーファーがカッコイイっていう思いがあって。15年くらい前だったかな。自宅から車で20分くらいのところにいいポイント(立神岩)があったのでやってみたんだけど、最初は全然乗れなかった。その時はサーフィンのセンスがないのかと思ったけど、その後にハワイ旅行で大きい板で乗ってみたら一発で乗れた。初めて乗った時はどうやら難しい板でやっていたみたい。そこから面白さに気付いて、どっぷりはまった。今では波があれば毎日でも来ますよ。真冬の寒さはあれだけど、とにかく凄く楽しい。片岡マークン(雅裕・香川支部のボートレーサー)なんか4時間かけて乗りに行くみたいだから、僕は恵まれてますね。空いた時間に波があれば行く。その時、その時にどうしようか決める感じ。次の開催(浜名湖G2)が終わったら、宮崎に乗りに行ってきます。買い物とかゲームも好きだけど、優先事項はサーフィンが一番ですね。
普段は勝負の世界に身を置く峰にとって、サーフィンとはどんな存在なのか。ボートレースにも生かせるものはあるのか。
ボートレースは勝負事なんで、相手を蹴落としたり揺さぶったり、プレッシャーを与えるのが仕事。サーフィンはそうじゃない。争ってないですからね。みんなと波を共有する。フラットな気分に戻せるんです。“波に合わせる”というのが凄く楽しい。スイッチのオン、オフにも使えますね。レースでは普段しゃべっている人と戦わないといけない。やっぱりずっとオンのままでは厳しい。サーフィンがあるから戦いの中で落ち着いて戦える、っていうのもありますね。あとは海の上で波を待っている時にレースの話をするのも楽しい。この前は片岡マークンから悩みの相談を受けてて、こっちがいい話をしている途中にマークンが「来た!来た!来た!」って言って波に乗って行っちゃった(笑い)。そういうのも楽しみの一つですね。
最後はボートレースの話を。23年は5度の優勝があり、現在は5節連続優出中。今月16日に幕を閉じた、地元のからつで行われたG2は惜しくも準優勝だった。近況の状態はどうなのか?
調子はいいと思う。この前のG2はエンジンを考えたら120点の結果だった。エンジンの引きが悪すぎる中で結果をまとめられている。最近は“おまえ凄いな”ってよく言ってもらってます。記念(G2以上のグレードレース)の優出が続いているし、理想とする選手像に近づいている。実力が戻ってきてるって気付けたし、これからも楽しみ。これからも応援よろしくお願いします!
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◇峰 竜太(みね・りゅうた)1985年(昭60)3月30日生まれ、佐賀県唐津市出身の38歳。唐津西高校時代はヨット部に所属し、インターハイ、国体、世界選手権に出場。ボートレーサーとしては佐賀支部の95期生として04年11月にプロデビュー。18、20年のグランプリを含む最高峰のグレードレースSGを5度優勝。通算では96回のV。生涯獲得賞金は15億円を超える。1メートル71、血液型B。