<前橋初日6R>練習中の落車で左鎖骨、肋骨、肩甲骨を骨折し長期欠場していた石井貴子(33=千葉)が復帰戦を白星で飾った。ラスト1周の勝負どころで逃げた日野未来を追走する形に持ち込み、ゴール前で華麗に差し切り勝ち。久々を感じさせない動きを見せた。石井は「ただただ(展開に)恵まれました」とレースを振り返ると「脚見せからお客さんに“お帰り”や“頑張れ”と声をかけてもらえたのが印象的だった」とファンに感謝。声援に背中を押されて復活ロードを歩み出した。
優勝した3月小倉以来、125日ぶりの勝利にも「自分の力ではない。必死でした」と謙虚に振り返った石井。今は焦らず一歩ずつ前へ進む。