【レパードS】エクロジャイト 悠々と暑さ関係なし!クールにラスト1F11秒9

2023年08月03日 05:30

競馬

【レパードS】エクロジャイト 悠々と暑さ関係なし!クールにラスト1F11秒9
CWで追い切るエクロジャイト Photo By 提供写真
 夏の新潟3歳ダート決戦「第15回レパードS」は粒ぞろいの組み合わせ。その中で注目されるのが鳳雛Sの覇者エクロジャイト(牡=安田隆)だ。2日、栗東CWコース単走で追い切って馬なりでシャープな伸び。実戦型のこの馬なりに、よく動いた。創設元年の09年にこのレースを制した厩舎の先輩トランセンドに続くタイトルを狙う。
 稽古より実戦型。がむしゃらとはかけ離れた、こんなタイプが暑い時季には、むしろいいのかも。3勝馬エクロジャイトだ。

 追い切りは安田助手が騎乗し、CWコース単走。いかにも見栄えする馬体だが、動き的に迫力満点とはいかない。熱さもない。余裕で6F83秒3~1F11秒9の時計を刻むフットワークは逆に涼しげに見えたほど。安田隆師も苦笑する。

 「元々、攻め駆けする馬じゃないけど、よくこれで走るなって感じ。1週前もこの馬としてはある程度ビッシリやりましたが調教で派手なパフォーマンスを見せる馬じゃない。この時計で動けば十分でしょう」

 調教で体力を温存し、実戦でドカンなら理想的。それを実証したのが前走・鳳雛Sだ。スタートから楽に先手を奪い、後続に詰め寄られてからが真骨頂。相手が来れば来るほど伸びる印象は数字が示す通り。ラスト3Fは12秒6→12秒3→12秒2の加速ラップで後続を突き放した。あのレースぶりには、かつてカレンチャン、ロードカナロアといった名馬を担当した岩本助手も「コーナーではムチを入れて気合を入れたけど最後は引き離している。粘りが凄い」と感心しきりだ。

 鳳雛Sから2カ月半、間隔が空いたが態勢は整っている。前走同様の競馬ができれば重賞の壁はない。課題があるとすれば、わずかに残る、もまれ弱さ。スムーズに自分の走りができるかどうかだけ。指揮官は前向きに展望する。

 「怖がりで砂をかぶると嫌がるし、いくらか他馬を気にするので(3走前から)ブリンカーを着けたのは正解。先手を取る得意の展開に持ち込めれば」

 最大のセールスポイントを「相手を抜かせない勝負根性」と話す指揮官は背後から迫る二の矢、三の矢を敢然と振り切る圧逃をイメージしている。

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