【札幌新馬戦】アーバンシック 大物の予感!2歳戦好調の武井師期待「クラシック意識できる」

2023年08月08日 05:30

競馬

【札幌新馬戦】アーバンシック 大物の予感!2歳戦好調の武井師期待「クラシック意識できる」
アーバンシック Photo By スポニチ
 【Road to 2024 】 武井亮師(42)期待の素質馬が札幌でベールを脱ぐ。日曜5R芝1800メートル戦で注目を浴びているのがアーバンシック(牡)。すでに7勝を挙げ活躍著しいスワーヴリチャード初年度産駒だ。2週前、1週前追いで好時計をマーク。順調に調整を続け、仕上げに抜かりはない。
 大物誕生の予感――。今年ここまで武井厩舎は新馬戦2勝を含む2歳戦3勝と好調だ。6月3日に東京でデビューしたシュトラウスは馬なりのまま9馬身差圧勝。6月10日に函館で初陣Vを飾ったスカイキャンバスはその後に函館2歳S3着。共に今後の活躍が楽しみな好素材だ。

 順風満帆な武井師が「2頭にも能力は劣らない」と絶賛するのがアーバンシックだ。3代母がディープインパクトの母ウインドインハーヘアという良牝系。父スワーヴリチャードは種牡馬初年度にして現時点で【7・3・4・12】、勝率27%、連対率38%、複勝率54%の好成績。厩舎としても期待の大きい血統。武井師は「心肺機能が半端ない。スワーヴリチャード産駒が走るのが分かります」とほれ込んでいる。

 調教ではその素質の片りんを見せている。2週前追いは美浦Wコースで強めに追われスピード感たっぷりの走り。5F65秒3~1F12秒3の好時計をマークした。同じくWコースで行われた1週前追いはゴール前で軽く仕掛けただけでグンと加速。時計のかかる馬場でのラスト1F12秒2は価値がある。武井師も「まだ鞍上の指示に従わなくて勝手に走ってしまう面はあるけど、横に馬がいれば前進気勢が生まれますね。ここまで動きはいいですよ」と高評価した。

 同馬はオープンのコスモス賞(札幌日曜8R)にも登録があるが、札幌日曜5Rでのデビューが有力。ここには07年ヴィクトリアM覇者コイウタの息子ドリームシェイプなど注目馬が出走を予定している。それでもトレーナーは「このくらいの距離がいい。来年のクラシックを意識できる馬ですから楽しみ」と強気の姿勢を崩さない。鞍上は札幌で12勝を挙げ波に乗る横山武。頼もしいパートナーと華々しい初陣を飾る。

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