【第133期選手養成訓練修了記念】小林 山口4人目チャンプ!最年長25歳、11月デビューへ

2023年09月23日 04:55

ボートレース

【第133期選手養成訓練修了記念】小林 山口4人目チャンプ!最年長25歳、11月デビューへ
チャンプに輝いた小林京平(中央)、2着の長尾萌加(左)、3着の香川陽太 Photo By スポニチ
 ボートレースの「第133期選手養成訓練修了記念競走」が22日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われ、「養成所チャンプ決定戦」は小林京平(25=山口)が3コース捲りを決めて栄冠を手にした。山口支部からは4人目のチャンプ。修了生27人(うち女子9人)は11月から全国各地でデビューする。
 思い切った攻めで栄冠を勝ち取った。3コースの小林はコンマ13の好スタート。しかし、チルトを0・5度に跳ねた4コースの香川がコンマ08の踏み込みで伸びてきた。締めてこない香川を見てツケマイ敢行。内2艇を波に沈め、2マークを先マイ。独走態勢に持ち込み勝利を確定づけた。

 「最高にうれしいし、ホッとしています。4コースが見えたので自分が先に行くしかないと思って身を任せました。思い切って握れたし、スタート事故がなく終われた。気分は最高です」
 幼なじみの叔父がボートレーサーの江本真治。そのレースを観戦して、走る側に行きたいとレーサーを目指して入所。養成所では25歳の最年長として仲間をけん引した。「今までの人生で、一番長く、一番濃い1年間になりました」と訓練生活を振り返った。

 チャンプとして、11月9日から下関でプロデビューを果たす。「今はまだ、先輩方の足元にも及んでいません。初心に返って精いっぱい頑張ります。みんなから愛される、カッコいいレーサーになりたい。3年以内にA級に上がって、将来はG1徳山クラウン争奪戦を優勝したいです」と抱負を語った。

 ◇小林 京平(こばやし・きょうへい)1998年(平10)2月28日生まれ、山口県出身の25歳。小学校から大学までアイスホッケーに打ち込んだ。リーグ戦は第4戦でV。リーグ戦勝率は6.92で3位。座右の銘は「努力は必ず報われる」。1メートル62、51キロ。血液型O。

 《樫葉新心ニコッ!両親超えの誓い》父は樫葉次郎、母に岩崎芳美と現役ボートレーサーを両親に持つ樫葉新心(にこ、19=徳島)が、養成所ラストの「オールレディース戦」を3着とし、無事に修了式典を迎えた。「実感が湧かなくて、夢じゃないかとフワフワしています。レースだけではなく、人として尊敬されるレーサーになりたいです。両親より強いと言ってもらえるように 、精いっぱい努力します」と目標を語った。式典に参加した、母・岩崎は「心配しかないですね。でも、帰されないで、卒業できてホッとしています。今からですね」と目を細めていた。

 《金子龍斗が抱負“2代目金龍”に》リーグ戦の優勝はないが2優出し、勝率6・61をマーク、5位の成績を残した金子龍斗(19=兵庫)。レース中の事故で療養中の元ボートレーサー・金子龍介さんを父に持つ。「だいぶ、コミュニケーションが取れるようになりました。目標であり、尊敬する父のようなレーサーになりたいです。第二の“金龍”と言ってもらえるように、精いっぱい頑張ります。父の分も、自分が頑張りたいです」と抱負を語った。デビューは11月10日から15日までの尼崎。偉大な父と同じレーサーとしての第一歩を踏み出す。

 《長尾惜しい準V》史上7人目の女子チャンプを目指した長尾萌加(もか、22=岡山)は、2コースから差しを狙ったが、一歩届かずの準優勝。「1コースと3コースがやり合うと思って差しに切り替えました。波の中からしっかり抜け出せましたし、落ち着いて前を追いました」と振り返った。リーグ戦は優勝こそないものの、7戦中4優出を果たし、勝率は7・09で2位。「優勝したかったけど、全力を出せたので悔いはありません。3年以内にA級になって、クイーンズクライマックスやレディースチャンピオンで活躍したい」と力強く語った。

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