【住之江ボート SG第38回グランプリ連載<12>】桐生順平 最高の舞台で6年ぶりSG制覇だ

2023年12月12日 10:42

ボートレース

【住之江ボート SG第38回グランプリ連載<12>】桐生順平 最高の舞台で6年ぶりSG制覇だ
6年前のクリスマスイブにGP制覇を決めた桐生順平 Photo By スポニチ
 「いつのまにかそこにいる」と某トップレーサーが彼を称える。今年は、そのレーススタイルによく似た航跡をたどった。優勝したのは1月の若松70周年と6月の戸田67周年のみ。それでいて2ndステージにあと一歩の賞金ランク7位でグランプリ出場を決めた。
 「1年間、良くも悪くもなく戦えてきたと思います。2ndステージを逃したのは自分の実力不足なので、切り替えていきます」
 本人は謙そんするが、今年のSG覇者が後ろに3人もいるのだから、どれだけ粘っこく、安定感を持続したのかがうががえよう。

 苦手な夏に児島オーシャンカップで優出(3着)できたのも大きかった。「夏はやっぱり調整が合わなかったけど、気温が下がってきて何となく合ってきているのかな」。さらに気温が下がることが予想されるナイターGP。調整面ではそれほど心配はしていない。それに住之江は2017年にGPを制した実績の水面だ。2年後の6月にも63周年記念を優勝している。

 「得意な水面の一つだと思ってます。いつも通り、お客さんにいいレースを見せる思いをしっかりと持って頑張りたいです」

 意外だったが、当地でGPを制して以来、6年間SG優勝から遠ざかっている。さぞ、心待ちにしているファンも多いだろう。

 「最後まで残れるよう、しっかり組み立ててレースをしていきたい。全力でぶつかっていきます!!」

 いつのまにか頂点へ。最後に笑えばそれでいい。

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