【住之江ボート SG第38回グランプリ連載<15>】石野貴之 地元の強み生かす

2023年12月15日 10:00

ボートレース

【住之江ボート SG第38回グランプリ連載<15>】石野貴之 地元の強み生かす
地元で4年ぶりのグランプリ制覇をかなえたい石野貴之(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 グランプリ戦士を取材するなかで多くの面々が口にしたのが「石野(さん)はエンジンの出し方が違う」だった。元々「足で勝ちたいタイプ」と言ってきたが、今年はさらに際立っていた。実績機なら節イチ級、低勝率機でも上位の一角を担う仕上がりにすることが少なくなかった。何かヒントがあったのか?隠すことなく答えてくれた。
 「本体整備です。昨年ぐらいから興味を持ち始めたんですが、何となく傾向がわかりました。当たることが多くなりましたね。10回整備したら1回しか外さない、そんな感じです」

 凄い確率だ。それを堂々と口にできるのも凄い。本体がしっかりしていれば、手応えがなければ原因はプロペラだと断定できる。ペラ調整の精度も自然と上がってくるというものだ。それがズバリ当たったのが5月の芦屋オールスター。

 「凄いエンジンと聞いたんですが前検は手応えがなくて、ペラ調整したら初日には仕上がってました」

 10個目のSGタイトルを獲得してGPも早々に当確。痛めた腰や肩の治療にも時間を費やすことができ、万全の状態で出陣する。

 「地元開催というのが大きいですね。レースコースを知り尽くしていますから。慣れていないところではスタートの仕方から違うんで。優勝するイメージはつくっていきます。ファイナル6人に残れたら何枠でもチャンスはあるので。それを逃さないように」

 4年ぶりの栄冠を地元ファンは心待ちにしている。

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