【中山金杯】リカンカブール 津村で初笑い!好位抜け出し重賞初制覇
2024年01月07日 05:18
競馬
テン乗りで相棒を重賞初制覇に導いた津村。「どんな競馬でもできると聞いていた。だから僕のイメージで乗りました。4角でも手応え抜群で、こちらの期待通り先頭に立ってからもしっかり走れていたね」とレースを振り返る。JRA重賞16度目の挑戦で初戴冠となった田中克師は満面の笑み。「素直にうれしい。素質がある馬なので、なんとかタイトルを獲りたいと思っていた。うまいジョッキーだとは分かっていましたが、本当に上手に乗ってくれた。いいポジション取りでしたね」と鞍上の手腕に感嘆した。
津村は前日5日が誕生日。例年なら5日に行われる金杯が、今年は日程の都合上6年ぶりに6日開催となった。「久しぶりに誕生日が金杯じゃなくて残念でしたけど…。(最初の重賞で勝つのは)気持ちいいですね」と本音を交え喜んだ。昨年はデビュー20年目でキャリアハイとなる56勝をマーク。「今年は昨年以上の結果を出したいと思います」と意気込む。09年にタマモサポートでスポニチ賞京都金杯を勝利しており、これで東西金杯制覇となった38歳。さらなる飛躍への一年が、最高の形で幕を開けた。
◆リカンカブール 父シルバーステート 母アンブラッセモワ(母の父ゾファニー)19年4月16日生まれ 牡5歳 栗東・田中克厩舎所属 馬主・ラ・メール 生産者・北海道浦河町の辻牧場 戦績10戦5勝(重賞初勝利)総獲得賞金1億849万円 馬名の由来はチリとボリビアの国境にある山の名前。