【フェアリーS】イフェイオン 重賞初制覇で桜花賞に名乗り 西村淳「思い描いていた通り」
2024年01月08日 05:25
競馬
前走で未勝利戦を勝ったばかりのイフェイオンに重賞挑戦を進言したのは西村淳だった。「まだ若いし改善する点はいっぱいありますが、そこをクリアしていけばもっと凄い馬になる。この馬でクラシックに行けたらいいですね」と先を見据える。この馬で「目標達成」という明確なビジョンができたからだ。「昨年G1を勝つのを目標にしていたのですが、できなかった。今年こそ何とか獲りたいと思っています」と目をギラつかせた。
重賞初制覇となった杉山佳師は鞍上に感謝しきり。「暮れのG1も考えていたのですが“フェアリーSに行ったら勝てる”と。外枠だったけどジョッキーの言葉を信じていました」と笑った。今後はいったん宮城・山元トレセンに放牧の予定。「センスある競馬で賞金を加算してくれた。桜花賞に向けてしっかり調整していきたい」と指揮官。イフェイオン&西村淳のコンビが、24年3歳牝馬クラシック戦線に名乗りを上げた。
イフェイオン 父エピファネイア 母イチオクノホシ(母の父ゼンノロブロイ)21年4月1日生まれ 牝3歳 栗東・杉山佳厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績3戦2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金4581万8000円 馬名はベツレヘムの星と呼ばれる星形の花の名前。