【東京新聞杯】7番人気サクラトゥジュール デビュー24走目で重賞初勝利 練った作戦がドンピシャ
2024年02月05日 05:25
競馬
厩舎サイドと綿密に練った作戦がドンピシャにはまった。「このレースは前に行きたい馬が多い。道中は折り合い面を最重視。しまいを生かす競馬で」と端的なプランを明かし、その言葉通り内ラチ沿いをロスなく運ぶ。向正面で首を上げるしぐさも一瞬見せたが、なだめてみせた。直線を向くと巧みに馬群をさばきながら進路を選択。「手応えがありました。前にスペースができて、素晴らしい末脚を使ってくれた。強い勝ち方でしたね」と頬を緩ませた。
サクラを冠名とする競走馬の重賞Vは、17年8月20日の札幌記念を勝ったサクラアンプルール以来7年ぶり。4度目の重賞挑戦で花が咲いたサクラトゥジュール。暦の上で春の始まりを意味する“立春”のその日に、7歳を迎えた遅咲きのサクラが華麗に舞い上がった。
サクラトゥジュール 父ネオユニヴァース 母サクラレーヌ(母の父シンボリクリスエス)17年4月14日生まれ 牡7歳 美浦・堀厩舎所属 馬主・さくらコマース 生産者・北海道新ひだか町の谷岡牧場 戦績24戦6勝(重賞初制覇) 総獲得賞金1億6592万8000円 馬名の由来は冠名+いつも(仏)、母の母セダンフォーエバーより連想