本気になったマッシャーブルムが3冠戦線を騒がせる

2024年03月01日 05:00

競馬

本気になったマッシャーブルムが3冠戦線を騒がせる
羽田盃の優先出走権を手に入れたマッシャーブルム(右) Photo By スポニチ
 【大いに気になる!】伸びしろたっぷりの新星が誕生した。1戦1勝でJRAから移籍したマッシャーブルム(牡3=坂井)が27日、スターバーストカップに出走。道中好位を追走すると、直線で粘るゴールデンブザーを競り落として勝利。1着馬だけに与えられる羽田盃(Jpn1、4月24日)の優先出走権を獲得した。
 持ったままだった4コーナーの手応えを考えると意外な辛勝。笹川は「フワッとしたし、初めての大井でゲートもソワソワしていた」と振り返った。坂井師は「もう少し離して勝ちたかった」と辛口のジャッジ。「モーニン産駒で、距離も2000メートルだったのでテンションを上げ過ぎないように調整したが、それが良くなかった。一度実戦を経験したことで、ずるさが出た」と分析した。その上で「そのあたりを踏まえて調整して、もう一回使う」と本番前の追試を示唆した。

 口取りには永嶋オーナーに加え、イグナイターで有名な野田善己氏の姿があった。聞けば永嶋オーナーを馬主の世界にいざなった師匠のような存在だという。今回の電撃移籍の仕掛け人で「新馬を勝った後に休んだ分、時期的にダート3冠に出走するのが厳しくなった。それなら南関へ入れようと。自分は中央、地方にこだわりはない。出走しないとチャンスがないので」と説明。野田氏の信念がダート3冠への道をこじ開けた。次走、本気になったマッシャーブルムが見られるか注目だ。 (大沢 太久)

おすすめテーマ

2024年03月01日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム