【大宮競輪・S級シリーズ 2日目11R】51歳の沢田義和が鮮やかに直線一気「めちゃめちゃVゾーン」
2024年03月02日 17:41
競輪
目標にした石塚輪太郎が捲り不発の厳しい展開だったが、切り替えて直線に入り鋭脚を繰り出した。通算560勝目となったベテランは「石塚君の車が進まなかったので鈴木裕君に付いていって、めちゃめちゃVゾーン。スピードを殺さず突っ込むだけだった。厳しい位置だと思ったが、まさかの1着です」と顔をほころばせた。
大宮は20年2月に優勝を飾っている好相性のバンクだ。「でも、あの年から優勝がないんですよ。ここを走る時はあの頃をイメージさせているが、脚も年齢的にもね」。勢いをもらって突っ込んだとは言え、上がり14秒1は2日目までのシリーズ一番時計。健在ぶりを大いにアピールした。
同い年の志智俊夫(51=岐阜)から刺激を受けているそうで「志智君もまだまだ頑張っているから。今期はS級1班の点数を取りたいし、55歳までS級でいたい」と目標は明確。「去年の暮れから状態は良くなっている。1着も獲れてきた。去年が悪かった分、上がっている」と成績が上昇カーブを描き始めて気分も乗ってきた。
決勝は近畿1人で単騎戦を選択。もつれる展開なら往年のタテ脚が飛んで来る。