【フィリーズレビュー】庄野厩舎シカゴスティングで2週連続の桜花賞切符狙う「ためる競馬をしたい」
2024年03月05日 19:29
競馬
「前走はテンションが高いところもあり、ゲートが速い分、行く形になったけど、よく頑張ったと思う。特にハナにはこだわらないから」
確かに前々走のファンタジーSでは中団の7番手に控える形から直線、脚を使って3着。出脚の速さだけでなく、差せる脚もあるのだ。この中間は調教を工夫し、前に馬を置いて我慢することを教え、待機策をイメージする。
「今後のことを考えて、ためる競馬をしたい。1F短縮はいいと思うから」
1400メートル戦の締まった流れなら好位でためをつくり、爆発力を引き出せる、との算段。全休明けの5日は朝イチに坂路を4F64秒9で駆け上がり、6日の最終追いに備えた。前走後の3カ月でリフレッシュ。前哨戦からエンジン全開は間違いない。
昨夏デビュー戦の中京から新潟、小倉、京都、阪神と5戦全て違う競馬場で首位争いを続けた手堅さと自在性が持ち味。完成度の高さで他馬をリードする。フェニックス賞勝ちで賞金は1000万円あるが、ここで優先出走権(上位3頭)を確保し、スウィープフィートとの強力2枚看板で桜の大舞台に堂々、乗り込む。