【競輪卒業記念レース 初日】ナショナルチームの中石湊 同期No・1のスピードを見せつける!

2024年03月06日 04:30

競輪

【競輪卒業記念レース 初日】ナショナルチームの中石湊 同期No・1のスピードを見せつける!
中石湊 Photo By スポニチ
 日本競輪選手養成所の第125回生(71人、2人欠場)と第126回生(19人)の卒業記念レース初日が5日、伊東競輪場で5年ぶりに有観客で開催された。男女ともに予選2回戦までが行われ、男子はナショナルチームにも所属する中石湊(19=北海道)が4、1着で準決勝入り。女子は仲沢春香(22=福井)と中島瞳(19=埼玉)が連勝で勝ち上がった。きょう6日に男子は準決勝の後に決勝、女子は決勝が行われる。
 在所成績6位も、今回生でNo・1の呼び声高いのが中石湊。予選1回戦は打鐘過ぎから仕掛けるも4着に沈んだ。2回戦は修正し、最終2角5番手から捲りスピードを見せつけた。中石は「先行したかったが相手も早めに行ったので捲りに切り替えた。脚の感触はいい」と淡々と振り返った。

 大阪で中学生まで陸上に励むも、腰椎のケガで断念。そんな時、小さい頃に見た競輪のスピードを思い出した。母親とつながりがあった大森慶一(88期)に師事し、思い切って北海道へ。すると陸上で鍛えたバネを生かし、メキメキと成長。22年には200メートルTTのジュニア日本記録を樹立(10秒171)。現在はナショナルチームに所属し、2月のアジア選手権ではチームスプリント金メダルに貢献した。

 スピードの絶対値は間違いなくトップ。力を見せつけるための2日目へ「先行で勝つのが好き。2走目で先行されたのが悔しいし、その分も2日目にぶつけたい」と闘志を燃やした。

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