【川口オート グランプリレース】青山周平壮絶V 最終周回4角で佐藤貴也かわした G1は25度目のV
2024年03月10日 17:55
オート
ウイニングランを終え、迎えた同期たちに向け、青山は「疲れたー」と本音を漏らした。4100メートルの激闘。前の佐藤貴を追い、後ろの佐藤励や鈴木圭一郎を気にかけ続けた。超人的精神力で最後まで集中力をキープ。青山の強さの源泉が見えた。
「凄いレースでした。前を追い、後ろの気配を感じ…。凄く難しいレース。最後に勝てたことには自分でもあぜんとしている」。最後の最後でかわしたのは、まさにミラクル。今年のベストバウトはもう決まったとの声も上がった。「無我夢中だった。あそこ行けるのかなー、と思いながら行った」
終わってみれば5戦4勝の今節だが、楽なレースなど1つもなかった。「思うようにいかなかった。こんな結果が待っているとは思わなかった。また、気持ちを入れ替えて頑張る」。先日の全日本選抜。優勝した金子大輔が「青山、鈴木圭選手ばかりじゃ面白くないでしょう」と言った。青山にも意地がある。まだまだ、主役の座を譲る気などない。