【飯塚・SGオールスター】青山 歴代単独2位の16度目SG制覇!サトマヤの猛追退けた

2024年04月30日 04:40

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【飯塚・SGオールスター】青山 歴代単独2位の16度目SG制覇!サトマヤの猛追退けた
オールスターオートレースで優勝した青山周平(左)を祝福する佐藤摩弥 Photo By スポニチ
 福岡・飯塚オートレース場のナイターSG「第43回オールスター・オートレース」(優勝賞金1420万円)は29日、最終日12Rで0Mオープンの優勝戦(5100メートル=10周)が行われ、1号車の青山周平(39=伊勢崎)が優勝した。オールスターは16年以来2回目、通算16回目のSG制覇。2着は佐藤摩弥、3着は有吉辰也。
 降るや、降らざるや。予報とは裏腹に落ちてこない雨粒。晴れタイヤか、雨タイヤか、おのおの選択を迫られ、試走の隊形はバラバラ。青山は「晴れ一本って考えていました。雨降ったらしょうがないと思っていた」。腹をくくって、No・1の貫禄を示した。

 レースは1枠から佐藤摩のスタート攻勢を受け止め先行態勢。抜けるものなら抜いてみろ。ペースを上げることなく、得意のイン走法で10周回を抑え込んだ。今節は歴代最多連勝記録を更新した鈴木圭の陰に身を潜めていたが「焦ることなく、うまく順調に最終日までこられました」とニヤリ。終わってみれば怪物は怪物だった。SG15Vで片平巧さん、永井と並んでいたが、高橋貢(21V)に次ぐ歴代単独2位へ。「ファン投票をいただいた皆さまの投票を胸に走りました」。感謝の言葉で締めくくった。

 ◇青山 周平(あおやま・しゅうへい)1984年(昭59)12月5日生まれ、千葉県出身の39歳。伊勢崎支部所属。11年7月8日登録の31期。同期は渡辺篤、丸山智史、佐藤摩弥ら。通算101V(SG16V、G1・25V、G2・9V)。1メートル64、54キロ。血液型O。

 《同期の壁高く…また2着悔しい》佐藤摩弥は2着。女子レーサー初のSG優勝まであと一歩だった。代名詞のスタート攻勢で2番手を確保。道中は青山より強めで10周回執ように追い回したものの、横綱の壁は高く2年連続の銀メダル。「悔しい。ラスト1周回で仕掛けたかったけど、大きく突っ込んだら回り遅れて離れてしまった。また2着。青山君のペースが良くなかった分、去年より悔しい」。同期の青山と五分に渡り合った経験はまた彼女を強くするはずだ。

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