【北九州記念】ピューロマジック重賞連勝!松山が会心の手綱「馬の能力をうまく生かせた」

2024年07月01日 05:25

競馬

【北九州記念】ピューロマジック重賞連勝!松山が会心の手綱「馬の能力をうまく生かせた」
<小倉競馬11R・北九州記念>レースを制したピューロマジック(右は2着ヨシノイースター)(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 小倉で行われたサマースプリントシリーズ第2戦「第59回北九州記念」は3番人気の3歳ピューロマジックが逃げ切り重賞連勝を飾った。
 スピードの違いで振り切った。ピューロマジックがダッシュ力を生かしてハナへ。前半3F32秒3のハイラップでも抜群の手応え。直線でヨシノイースターが迫ってもうひと伸び。並ばせない。半馬身差でゴールに飛び込んだ。3歳世代限定の葵Sに続き、初の古馬相手でも速力を示して重賞連勝。2走ぶりコンビの松山は「ハイペースでも、自分自身はそんなに速いと思わないくらい抱えながら行けました。馬の能力をうまく生かせたと思います」とパートナーを称えた。

 雨は降っていなかったが、馬場はやや重だった。安田師は「調教で乗っていてもあまり(道悪は)上手じゃないなという印象を持っていて。開幕週の馬場で補えればと思いました」と振り返る。理想は良馬場ながら、それを補って余りあるスピードに目を細めた。

 今春に定年解散した父の安田隆行厩舎から転厩2戦目。理解を深めつつ、レースまでに消耗しないよう努めながら精神面の成長を促した。「初めての前日輸送でも上手に過ごせていたし、装鞍所に向かうまでの雰囲気も前回よりは良かったです」と手応えを得た。

 秋はスプリンターズS(9月29日、中山)が視野に入る。指揮官は「今まではポケットが近くにあるところの競馬場だったんですけど(中山は)そうではないので、CBC賞(8月18日、中京)かセントウルS(9月8日、中京)で経験をさせるのか、いろいろ考えながらですね」と今後を見据えた。可能性にあふれたスピードを武器に短距離界の頂点を目指す。

 ◆ピューロマジック 父アジアエクスプレス、母メジェルダ(母の父ディープインパクト)21年2月18日生まれ 牝3歳 栗東・安田厩舎所属 馬主・スリーエイチレーシング 生産者・北海道新冠町の村田牧場 戦績9戦4勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億1041万円 馬名の意味は聖なる、純粋な+可能にすること。

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