【夏の自由研Q】暑熱対策による新潟競馬の“長い昼休み”の楽しみ方
2024年07月24日 04:30
競馬
![【夏の自由研Q】暑熱対策による新潟競馬の“長い昼休み”の楽しみ方](/gamble/news/2024/07/23/jpeg/20240723s10004048198000p_view.webp)
約3時間半の昼休みを挟むため、最終12Rの発走は18時25分。6、7Rとなる準メイン、メインレースは現行同様の時間帯に行われる。このタイムスケジュールとなるのは新潟の開幕2週(7月27、28日&8月3、4日)だ。さらに気温が上がる8月中旬以降ではなく夏の始まりに合わせた意図について、高田さんは「梅雨明けでこのあたりからグッと気温が上がります。気温のピークだけでいえば8月に入った方が暑いのかもしれませんが、気温が上がり始めるやや早い時期に熱中症が出やすいという統計的なデータがあるので」と明かした。
JRA、厩舎関係者だけでなく、当然ファンにとっても初の試み。入場料が無料となる当該2週の新潟では、場内モニターでのオリジナル番組の放映、屋根付き特設ステージでのミュージックライブなど、ファンを楽しませるさまざまなイベントが昼休み中に組まれている。中でも注目は実際にパドックに入れる「パドックウオーク」。高田さんは「予約不要で楽しんで頂けます。パドック内のミストも稼働しているので、気化熱の効果も実感して頂ければ」と力を込めた。また、新潟競馬のパドック中継風に写真や動画が撮れるインスタグラムのエフェクトも用意されているとのことなので、SNSに投稿してみては。
エフェクト1(パドック!)
https://www.instagram.com/ar/1142171960199254
来年以降の運用は、今年の結果をさまざまな視点から検証した上で決まる見込み。「暑熱対策をはじめ、人馬の安全に配慮した夏季競馬の在り方は常に議論されています」とは高田さん。暑い季節に熱い競馬を。競馬の楽しみと安全面の両立を目指す新たな取り組みに注目したい。(高木 翔平)